★演習1
pH7.08 PaCO2 80 PaO2 40 HCO3- 26
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pHがアシデミア。PaCO2 80と呼吸性アシドーシスが考えられる。
呼吸性アシドーシスの代償の目安は:(急性であれば)「PaCO2が10増えたらHCO3-は1増える」だから予想されるHCO3-は24±2の範囲内なので適切な代償の範囲内でOK。
診断は呼吸性アシドーシス。(症例は呼吸筋力低下による肺胞低換気)
★演習2
pH7.54 PaCO2 22 PaO2 115 HCO3- 22 Na135 Cl- 98
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pH7.54 とアルカレミア。PaCO2(酸)が22と低下しているので呼吸性アルカローシス。呼吸性アルカローシスの代償は(急性期)「PaCO2が10減ったらHCO3-は2減る」なのでPaCO2が40?22=18低いのでHCO3-は3.6下がるはず。24?3.6=20.4であり測定値の22の±2の範囲なので適切に代償されているということになる。
診断は呼吸性アルカローシス(過換気の症例)
★演習3
pH7.5 PaCO2 49 PaO2 80 HCO3- 38 Na146 Cl 98
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pH7.5とアルカレミア。HCO3-が38と貯留しているので代謝性アルカローシス。代謝性アルカローシスの代償は「HCO3-が1増えたらPaCO2が0.7増える」なのでHCO3-が14増えているので14×0.7=9.8増えるはず。PaCO2は49なので代償は適切に行われていることになる。
診断は代謝性アルカローシス(腸炎で嘔吐多量の症例)
★演習4
pH 7.34 PaCO2 7.7 PaO2 113 HCO3- 4.1 BE -18 Na159 CL118
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pHが7.34とアシデミア。アシデミアの原因として、HCO3-(アルカリ)の低下が考えられる。よって腎臓で再吸収が出来ていないから→代謝性アシドーシス。
代償反応としてPaCO2=1.5×HCO3- +8±2=で12?16になるはずだが、実際にはPaCO2は7.7と低いために呼吸性のアルカローシスも合併している。
AG=Na-Cl-HCO3-=36.9と開大
診断はAG開大性代謝性アシドーシスと呼吸性アルカローシスの合併
(DKAの症例)
★演習5
pH 7.12 PaCO2 13 PaO2 105.5 HCO3- 4.1 BE -25.2 Na 154 Cl110
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pHが7.1とアシデミア。HCO3-(アルカリ)が4.1と低下しているので代謝性アシドーシスが考えられる。代償反応としてはPaCO2=1.5×HCO3- +8±2=1.5×4.1+8±2=12?16となるがPaCO2は13なので適切な代償範囲内。